・タイミングと準備のポイント
ご両親が亡くなられたあと「いつ建てればいい?」「いつ納骨すればいい?」とタイミングを悩まれる
方は多いです。ここでタイミングと準備のポイントをわかりやすくご紹介します
・お墓を建てるタイミング
お墓をいつ建てる、いつまでに建てるかという一定の決まりはありません。
従来は、親が亡くなり子が建てるとういう建立の進め方が一般的でした。
家を継ぐ、家を守るといった旧来からの習わしに沿ったものです。
近年では生前にご自身の終の棲家として、人生の区切りのタイミングなど終活の一環で建立を検討される方も増えています。
子に経済的な負担をかけたくないと考えられる方が多くなってきている傾向です。また、ご自身の希望の品種や色・形が反映できることも大きな要因であると感じます。
建てるタイミング、負担の分担、墓石の形、埋葬先と近年の考え方は多岐にわたり様々に変化してきています。永代供養・納骨堂・樹木葬・散骨などさまざまな選択肢がある中、弊社ではお遺骨は「大地に還る」「朽ちて土に還る」ことを大切にし、今を生きている人の為でもある(今を生きている人が故人と繋がる場所)という考えから提案・施工しています。50年前後でお遺骨は土に還ります。その為、納骨が遅くれれば「大地に還る」ことも遅れることになります。
よって、生前や亡くなられた後、早い時期に墓石を建て供養することが望ましいと考えています。
・納骨式(骨入れ)のタイミング
納骨式(骨入れ)のタイミングも悩まれることの一つです。昔は土葬の為、有無を言わさず埋葬でしたが、近年火葬になったことである意味「保存」できる状況になりました。そうすると「納骨しようか」と考えても、「もう家から出すの?」といった感情が出てくる方も現れます。気持ち的にはわからなくもないですが、土葬の時代には出てこない感情です。
どれが正解でどれが間違いということではありません。すべて故人を思って起こる現象だと思います。
それぞれ各家ご事情はさまざまで、寺院様にも考え方はいろいろあるのが現実です。弊社では百か日や一周忌~三回忌の法要に間に合わせて、ご親族様皆が集まる時に納骨式(骨入れ)を併せてされてはどうですかとお薦めしています。皆様のご負担も軽減できると思います。
大切なのは、施主様含めご親族様が納得できる時期をお選びになる事です。供養のための墓石です、もめ事やいがみ合ってしまってはご先祖様も悲しみますし、いい供養にはならないのではないでしょうか。
・準備のポイント
《 予算 》石の種類、大きさにより価格は大きく違ってきますが、9寸角(27cm)の仏石が多く選ばれています。弊社では大きいから良い・立派とはならないとご説明しています。場所は田舎でもありますので「周りと合わせられる方がいいですよ」とアドバイスさせていただいています。墓地によって大きい墓石が多い、小さい墓石が多いと傾向があります。大小ではなく供養されることが一番大切ではないでしょうか。
石は、固い⇔やわらかい、水を吸わない⇔水を吸う と大きく四つに区分できます。硬く、水を吸わない石が品質がいいとされています。色は白・青・黒・緑・黒緑・赤など世界各地の様々な石があります。関西及び湖北地方では、青御影が多く使われています。
同じ墓地でも作業しにくい・しやすい、区画の広さや斜頸地など様々な要素で費用は変わります。また、周りの墓石に合わせた大きさで建立されることも併せてお薦めしています。供養は大きさではありません。大きすぎず、小さすぎずが程よいのではないでしょうか。お見積りまでは無料です。現地調査の上、見積金額を確認されご検討ください。
高ければいい墓石とは言い切れません。しかし、安いからお得でもないんです。よく説明させていただき、ご理解・ご納得していただけるよう心がけています。
弊社では日本の大島石、中国やインド産の中で良質の御影石が多く選ばれています。
墓石・外柵のセットで、実績の多い価格帯は120~150万円あたりになります。
《 場所 》自治会管理の墓地、公営霊園、寺院墓地などあります。決まった墓地がない場合は、お参りしやすい場所(日当たりのよさ・駐車場・平地・通路の広さ・水場の近さなど)を選ばれることをお勧めしています。また、ご紹介もいたします。
また、近年墓地を返す(建てる予定がなくなった・墓じまいする)ことも増えてきています。その際、よく聞く話しで「お金が返ってこない」ということです。
墓地の区画は、永代にわたっての使用権を購入されています。土地を買われたわけではありません。すべての墓地・霊園ではありませんが、返金はないとご理解されたうえで使用権の購入をご検討くださった方が間違いはないでしょう。
《 石材店選び 》石材店によって、考え方や建て方は結構違います。弊社ではしっかり細かく説明し、不安と疑問を解消しながら進めます。またこまめな連絡や、写真などでの報告をいたしますので、進捗もわかって安心していただいています。
まず最初に、施主様が何をしなければいけないのか、何を決めないといけないかなど、相談検討から墓石建立までの流れについてご説明するところから始めます。確認事項を聞く作業ではなく、施主様の想いをお聞きし、より良い供養のお手伝いをさせていただきます。